髭よさらば。

http://eiga.com/buzz/20090402/1


モンティ・パイソン再結成、どうやら、これはエイプリルフールじゃないみたい。


大学生の時、図書館でひとりゲラゲラ笑いながらビデオを観ていたことを思い出す。


そんなこんなで4月も2日目。


朝リビングへ行くと、憔悴しきったオカン玲子(61)が椅子に座っている。


これはまたやったなと思い、聞くと朝からミニ心臓発作を野球で言うとポテンヒットレベルを3、4発起こしたらしい。


火曜朝のような「大豊並みの大砲1発命持っていかれかけだよSP」と比べると安心ではあるが、中々本調子にはならないようだ。


そんな老体に鞭を打ってもらい、こちらは申し訳ながらも脛齧り行為として朝食を。


風呂を入れ、髭を整える事に。


小沢健二氏でいうところの「家族や友人たち」に色々あって気分的にピリっとしないのもあり、何だか無性に髭を剃りたくなる。


忌野清志郎ボスに憧れ、下唇下にチョビ髭を生やした大学生時、そして遂に昨年三十路という勝手なきっかけもあり、鼻下・顎下も生やし、モミアゲと繋げるという暴挙に。


何だかんだ気に入ってたのだが、衝動を抑えれず、まずは鼻下を。


うーん、いい感じ。


もっともっと!、ではボス譲りチョビ髭を。


うーん、いい感じ。


モミアゲから顎下繋がりだけもエエじゃない。


もっと、もっと!、では顎下を。


うーん、いい感じ。


完全に髭が無くなった。


モミアゲだけだ。


髪の毛をオールバック気味にして、そしてフワっとさせる。


仕上げに顎を突き出し、ファイティングポーズを取り、上半身裸になり、赤いタオルを首にかける。


アントニオ猪木の出来上がり。


赤いタオルを首から外す。


ストロング小林の出来上がり。


アホらしくなり、モミアゲも耳下までの標準長さに揃える。


病は気からというように心身ともにさっぱり。


先日のトークライブでプラン9久馬氏もチョップリン西野君も髭を剃ったら恥ずかしいというような事を話していて、僕も過去の髭剃り時は、そう思っていたが…、今朝はさっぱりという気分のみ。


全てを削ぎ落とした新たな旅立ち…、が、風呂上り、玲子には何も言われない。


まぁ、調子悪いから仕方ないかと思い、それから色々な人に逢うが、誰にも何も言われない。


見事な興味のなさ具合、当たり前か、次は髪でも切るか…、それでも誰にも何も言われなさそうな気がするが。


おでこに肉とタトゥーでも入れたら何か言われるだろうか?、それでも誰にも何も言われなそうな気がするが。


おとなしくしておくか、春は。