今年の『SUZUDAMA』を『目撃!ドキュン』すべき!!!
今年も「SUZUDAMA」について書く季節になりました。
関西の名物イベンターである清水音泉の夏の野外イベント「OTODAMA〜音泉魂〜」の勝手に後夜祭として、勝手なのにオフィシャルで催させてもらって早や5年…、そして6回目の今年。
去年は「『鈴木魂かわろっカナ!?』」キャンペーン」というキャッチコピーでしたが…、今年は「関西人の関西人による関西人のための『SUZUDAMA』」。
何で、そんなリンカーン真っ青なコピーになったかと言いますと、毎年座長として僕の精神的支柱でいてくれたSCOOBIE DOが5年目の今年、遂に初の欠場となります。
僕自身ライター・インタビュアーで音楽業界に足を突っ込んでいますが、当たり前ながらイベンターではない。
でも5年もさせてもらうと、「5周年だから今までの形式を守った上で、大きなハコでしないと…!」などとお門違いの空元気に陥りがち…、そんな時いつものように『SUZUDAMA』生みの親とも言える音泉の男湯先輩から「身の丈に合った事を地に足をつけて実行する」というメッセージを話し合いの中で貰いました…というか感じました。
「破壊なくして創造なし」…と…はっきり言われたのは覚えています。
なので、初年度原点に戻り、ハコは梅田Shangri-Laで関西在住のバンドでやりたいなと思いました。
男湯先輩との度重なる打ち合わせの中で出てきたのが、ザ50回転ズ。
まさしく、ザ関西なイメージですし、インタビューで出逢い、親交を深めたバンドでした。
彼らと初めて出逢ったインタビューがコチラ→http://natalie.mu/music/pp/50kaitenz02
大阪は新世界で串カツを生ビールで一気に流し込みながらのインタビューという誠に愉快なスタイルでしたが、だからこそ一気に打ち解け、その日は終電がなくなるまで通天閣タワーの下で呑んだのを、未だに強烈に覚えています。
その後も青森でインタビューしたり、淀川でインタビューしたりと、インタビューを重ねる事で親交を深めました。
そして今年の8月、我が座長のSCOOBIEと神戸で対決すると聞き、駆けつけました。
圧倒的な横綱相撲で草1本も生えてないくらいに走り抜けたSCOOBIEの後、必至に喰らいついていく姿に「ウワッ…」と思いました。
あの日がきっかけで、今回出演オファーをしたと言っても過言ではありません。
とにかく、ぶちかましてほしいです。
そんな50と今回一騎打ちするのは、DOBERMAN。
男湯先輩から3年くらい前に紹介され、ずっとライブも観させて貰いました。
個人的に揺るがされたのは、今年1月の京都は磔磔での彼ら主催イベント。
8人が舞台に入り乱れ、スーツ姿で泥んこ相撲のように音を鳴らし続ける姿に「ギュッ…」っと掴まれました。
最後横一列になってカーテンコールのように手を繋いで、高々と上げた時、何かようわからんのですが涙が溢れ出てきました。
男たちのやりきった姿が堪らなかったのです。
ちなみに「SUZUDAMA」も毎年最後はカーテンコール挨拶をするので、被ったのかも知れません。
その日から今年はDOBERMANに絶対に出てほしいし、核になって欲しいと思っていました。
今回は座長という呼び名はありませんが、ある意味彼らは座長だと思っています。
そして今年2月にリリースされたアルバム「これが例のアレ」は、本当に素晴らしかったのです。
日常生活に根付いた…、我々一般労働階級の為の鼓舞歌集(←今、勝手に作った言葉です…)と言っても、全く過言ではない…。
とにかく、ぶちかましてほしいです。
そしてラストに紹介するのは、セックスマシーン。
今回、男湯先輩との打ち合わせで一番最初に男湯先輩の口から出てきたのが、彼らでした。
実は僕との関係も一番長く、6年くらいになるのではないでしょうか。
元々インタビューで知り合ったガガガSPからの紹介で出逢ったのですが、「SUZUDAMA」を始めて、すぐに「『SUZUDAMA』に出たいです!」と直接的に言ってくれたのがボーカルの森田君でした。
一番最初の逆オファーバンドが彼らだったのです。
2009年の彼らのアルバム「フラレタリアート」は未だに傑作だと思っていますし、当時Quick Japanでのレビューで僕は、こう書いています。
『関西の名門校・灘高校出身のモーリーがヴォーカルを務め、’02年ミニアルバムでデビュー。空前の青春パンクバンドブームの中、2ndミニアルバムを経て’05年1stアルバム発表。一見、順風満帆だが今作まで、まさかの4年がかかる。その間、メンバー全員脱退、そして昨年2月新メンバーでの活動開始。三十路手前、もう勢いだけで生きていけない事を知ったモーリーに、追い討ちをかけるよう大失恋が待っていた。絶望の淵に立たされた男が歌う大失恋ソングが悪いわけがない。パンクサウンドで突っ走ったこれまでと違い、今作はキーボードが加わった事で音の世界観も広がった。ウィーザーを彷彿とさせる泣きメロ炸裂のスローバラード「未来予想図Ⅳ」で、「僕らは気づいていた そのくせなんもしなかった 思い描いていた 未来が違った」と歌われる。ひとつの季節を終え、新しい季節を歩み始めた男の成長が、ここには描かれている。』
御熟読ありがとうございます!
つまり、僕は彼らに『大江千里』を「ドキュン…」と感じたのです。
格好悪さを原動力にしたロックンロール…、泣きのメロディーなのにカラフルさも感じるし、何せ歌って踊りたくなる。
DOBERMANとザ50回転ズの一騎打ちを見届けてくれるにふさわしいバンドだと…、なので彼らには去年、夙川がSCOOBIE DOと四星球の一騎打ちで担当してくれた「見届人」を彼らに預けてみました。
とにかく、ぶちかましてほしいです。
てなわけで、今年の3組が出揃いました。
全くの新体制ですから、驚かれたお客様も多かったように思います、でも何より驚いているのが僕ですし、10月25日に何より驚かされるのも僕です。
ここまで来たら皆様も一緒に、10月25日、この3組に驚かされてみませんか??
確実に彼らはぶちかまして、驚かしてくれますよ。
初の出演バンド全てが関西在住バンド…、本当にわくわくしています。
残念ながら、今年も鈴木親子の茶番もあります。
その茶番以外は全てが真剣勝負ですが、流行旬に全く興味ない我ら親子も、今年は全力で乗っかって「おもてなし」をさせて貰います。
兎にも角にも10月25日お逢いしましょう。
今年も『SUZUDAMA』を本当に宜しくお願い致します。
【公演概要】
公演: SUZUDAMA’13〜浪花熱筆編〜 ‐MINAMI WHEEL EDITION‐
日時: 2013年10月25日(金) 18:30/19:00
会場: 大阪・梅田Shangri-La
見届人: セックスマシーン
おもてなし: 鈴木ライター淳史/鈴木オカン玲子
料金: 前売2500円 (別途要ドリンク代) 税込み
発売日: 9月29日(日)
e+/ローソンチケット(58226)/チケットぴあ(213-276)/湯仲間直売所/会場
特記事項: 「OTODAMA'13〜音泉魂〜」か「MINAMI WHEEL 2013」の半券・パス・リストバンドを持参の方には粗品を進呈。
注意事項: モッシュ&ダイブ等の危険行為、ドリンク等の水撒き行為は一切禁止。
問合わせ: 清水音泉 06-6357-3666 (平日12:00−17:00)
【過去年表】
SUZUDAMA’09 梅田Shangri-La SCOOBIE DO×ミドリ MC:チョップリン
SUZUDAMA’10 神戸VARIT. SCOOBIE DO×KING BROTHERS MC:チョップリン
SUZUDAMA’11 KYOTO MUSE KING BROTHERS×GOING UNDER GROUND MC:チョップリン
SUZUDAMA’11 心斎橋クラブクアトロ SCOOBIE DO×レキシ MC:チョップリン
SUZUDAMA’12 梅田クラブクアトロ SCOOBIE DO×四星球×N’夙川BOYS