冬にして君を想う。

雑誌『POPEYE』付録の小冊子『Olive』に掲載されている小沢健二によるコラム。


岡崎京子原作漫画の映画『リバーズ・エッジ』という一見カルチャー好きにしかわからない狭い入り口。


『笑われようが、批判されようが、勘ぐられようが、ぼくは生きようと思います。なんて、ね。』


なのに、出口は普遍的な強いメッセージ。少しのユーモアを和えながら。


常に最新流行旬の世界を追いかけてるミーハーなボーイにも、この50歳を前にしたおじさんのメッセージが響けば嬉しいな。


このおじさんを小難しく語るのはナンセンスで、大衆的に普遍的に語るべきなんだけど、それだとミーハーなボーイにはかっこよくないのかも知れない。


でも、ちょっと時代錯誤な強い気持ち強い愛を信じてみたら、シティなガールに好かれるかもよ。


ポパイがオリーブと出逢ったように。


おあとがよろしいようで。