'90年代を終わらせない。

ミッシェル・ガン・エレファント"THEE MOVIE"-LAST HEAVEN 031011-」を鑑賞。


12月中旬にBIG CATで催された解散ライブフィルムライブにも行き、泣き笑いで踊って非常にハッピーな空間ではあったが、今回は映画。


どのような感じなのだろうか?、どこまでドキュメンタリータッチなのだろうか?と思いながら鑑賞したが、本当に無駄が一切ない最低限の説明しかないシンプルなドキュメント…いや記録映像であった。


98年のフジロック、そして98年の仙台でのライブ中公演中止となった模様という貴重映像も盛り込まれ,如何にして彼らが90年代を駆け抜けたのかが、そのまんま焼き付けられていて…、何だろうな、もうドシャっていう感じで…、そんな説明わからんわな。


改めて自分が90年代という素晴らしい演者が多く生まれた時代に、青春時代を過ごせた事を誇りに思えた。


解散直前のトップランナーでの4人による「あなたにとってミッシェルとは?」という質問に静かに答えていく姿にもぐっとくる。


ミッシェルのミの字しか知らない若者も連れて行ったのだが、コトバを失っていた。


若者が90年代に感動してくれて、正直嬉しかった。


あれはカルチャーに興味ある人間なら何か感じるでしょと思うんだけど、自分が好きすぎるものだけに冷静判断できなくなってるところもあるからね。


だからキッズが感じてくれるのは凄く嬉しい。


あれ観て何も感じない枯れちゃってる人間は駄目だよ、ホント。


いやー、あのねぇ、あんな凄いバンドがいたんですよ、90年代って。


改めて誇りに思う。


僕はといえば、いつも通り最後は泣きじゃくっていた。


ありゃ、泣くよ。


http://www.thee.asia/special.html


でね、今、空前の90年代ブーム(と僕は勝手に思っています)。


行けなくて悔しいけど今、絶賛、姫路でサニーデイフラカンが対バン中。


でね、遂に小沢健二復活ですよ。


待ちましたよ、こちとら、もう今だから書くけど3年前も追跡して2箇所回りましたから、盟友O君と。


ドキュメント映画上映会という内容は賛否両論でしたけど、僕らからしたら「犬は吠えるがキャラバンは進む」時代から別に変わってないじゃないと。


いつだって世界の灰色(グレーゾーン)を鋭く突く姿勢は変わらないし、真実しか信じようとしない姿。


まぁ、「天使たちのシーン」ですよね、要は。


今年はフィッシュマンズも何か動き出しそうな予感するし、90年代再考な時代に突入する気がする。


スチャやソウルセットも元気だし。


バブルと終末を味わった人らって、やっぱ強いんですよ。


えっと後は何だ、「告知をしろ!」ときてたので最後に告知を。


「この度、依頼させて頂きました『DENPA』に関しましての原稿、本日、「アパレルウェブ」で公開になりました!

http://www.apparel-web.com/feature/interview/20100121.html

とてもイイ感じです!


もし、宜しければ、最近、奥様からも為になると人気沸騰中の「鈴木淳史の『ブログでも書いたら』と東京の偉い人に言われたので書いてみますブログ。」で告知して頂けますと幸いに存じます」


って誠にC調なメールが、依頼してくれた東京若手男子からきた(笑)。


"奥様に人気"ってビークルのヒダカさんじゃねぇんだからよ!、どんな持ち上げ方だ!と一応キレた体裁を取っておきます。(別に全くキレてないっすよ)


魔女でもない限り、こんなメールを読む奥様なんていねぇよ!


さて、これは東京のカルチャーイベントの考察原稿を5000字で書いてくださいという事で、年末に書き上げたものです。


疲れた思い出しかない…、が、まぁカルチャーについても真面目なふりして書いてまして中々読み応えあるオモロイ読み物なんで良ければお読み下さい。


てな訳で締めの流れにしましょうか。


ホンマたいして小沢健二や90年代に興味のない人間がブームに乗っかって小沢健二チケットを買い漁ろうとしていてさ、本当に腹が立つので、近々小沢健二ディープクイズ集でも出しますか…って、私、何様だ本当に。


さぁ、ぐだぐだ言わず静かにベレー帽子でも被ってボーダーシャツでも着てオレンジジュースでも呑みながらトマトでも齧ろう!…渋谷系万歳。


ちなみに僕の本籍地は亡くなった父親の流れで、渋谷区神宮前…真の渋谷系なのだって、その場所へ行った事もないし何の恩恵もうけてないが…、言ったもん勝ちだわな。


お後がよろしくないようで。


BGM=小沢健二「恋しくて」