虚しい口。
よく、それだけペラペラペラペラ喋れるねと呆れられる。
思いつきで楽しいと思ったら、ひたすら喋る癖は小さい頃から治らない。
「嘘ばっか喋って!」とか「どこまで本当で、どこまで嘘かよくわからない!」なんて、よく言われて、いつも心外な気分になる。
楽しくアホなことをたくさん喋っているだけで嘘ではない、まぁ芸人さんじゃないからボケというのもおこがましいし…、そんなにユーモアって伝わらないかねって、よく腹が立つ。
たまに嘘つき!なんて呼ばれたら余計にだ…、わしゃバービーか(ここで笑わないと笑うとこないですよ)。
結構前から書きたいなと思っていながら書く機会を失っていた事柄を今日はしたためますか。
板尾創路さんが以前ぴあで、こんな質問に答えていた。
「嘘とボケの違いとは?」
板尾さんが答える。
「嘘は誰でもつけるけど、ボケはそれなりのセンスがないと言えないような気がします」
この答えにはグッときてしまった。
もちろん自分の喋りはボケだったりセンスだったりなんていうのとは程遠いヒヨッ子だが、何か虚構の世界を勝手に作って人を楽しませようとしている事を代弁して頂いている様な気になって嬉しかった。
やっぱ喋りという人間の口から出る言葉は他人を傷つけたり悲しめたり苦しめたりするものではなく、楽しく愉快に笑わせるものじゃないといけないと思うのですよ。
美しい綺麗ごと過ぎるかもなんだが。
そんな事を考えていたら「ボーイズオンザラン」を観たくなってしまった。
まぁ、それにしても嘘つきっていう言葉はバービー以外の使い方で言うと本当に嫌いな言葉である。
そういや、昔から玲子が言っていた。
「嘘つきはキツツキの始まり」…、自分のオカンが一番の嘘つきであったわけで…。(北の国から風)
お後がよろしいようで。