キングキングキングキング。
6年ぶりキングブラザーズのアルバム「THE FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN」(太陽が昇る時の最初の閃光)が、4/7にドロップされる。
2雑誌用の取材を行なう為、いざ彼らのホームタウン西宮の夙川へ。
事前に数日前、マイコプラズマな僕は同い年西宮実家カメラマンと夙川芦屋を深夜探索。
山の手前にあるトンネル上絶景ポイントを推薦し、カメラマンは海の土砂工事現場を推薦…、で、両方決定に。
あいにくの雨、100円ショップで傘を買い込み、キング4人衆を待つ。
待っている間に雨止む、ラッキー。
夙川駅でまず挨拶したケイゾウさんはスーツを着た好青年であった。
そしてトンネル上へ移動、バンから降りてきたケイゾウさんマーヤさんタイチさんシンノスケさんは、すかりキングブラザーズになっていた。
その一瞬での憑依は凄まじかった…、まさしく西宮の荒くれロックンローラーが目の前にいた。
憑依という点では、郡を抜いてオーラNO1な気がする。
昔のドラマーのジュンさんがいた3人組のキングブラザーズ時代のライブ、とにかく怖かった、凄まじかった。
去年、久しぶりにじっくりキングのライブを観た時、あん時の恐怖感を思い出した…そうそうライブハウスって得体の知れないとこで怖いとこだったよなって。
DMBQの増子さん(怒髪増子兄貴の弟)が客10人ぐらいあげて横並びにしてラリアートで横なぎ倒ししたり、僕思いっきりペットボトル投げつけられたり、何故か増子さん思い出ですが。
去年のキングも30過ぎて、まさかマイクのコードで首絞まりそうになるとは思わなかったし、眼鏡ぶっ飛ぶし、あーこんな思いしてなかったなって。
キンダマも圧倒的、嘘つきバービー神聖かまってちゃんを迎えてのファンダンゴライブも貫禄を見せ付けた。
まさしく男…がっつり20、30人の関係者がかまってちゃん後に抜けても、何も気にせずぶっ飛ばした。
興奮しきったかまってちゃんボーカルがライブに乱入するという事故現場まで呼び込んだ、まさしくライブ。
そんなライブキングの彼らの最新アルバムが歌…歌…歌…なのだから、たまらない。
怒りや悲しみの言葉が、美しいメロディーに乗っている、ライブとは又違うスンゲー一面を見せてくれている。
もちろん爆裂ぶっ放しナンバーもあるのだが、そういうナンバーも歌になっているのだ。
キングの歌で、まさか泣かされるとは思わなかったなって思う。
まぁ、詳細はHP見てよ、マリーズ志磨君の手紙に泣けるからさ。
そうそう、撮影はね、もちろん土砂工事現場でもかっこよかった。
ライブじゃないのに、そこには確かに、あのキングブラザーズがいた。
圧倒的な存在感。
10年経って、また化けたんだなって思う。
ここまで不器用なのに、ここまでぶっ飛べるって凄いって改めて思う。
ロックンロール=生き様なんだろうな。
マーヤケイゾウってヒロトマーシーなんじゃないのかな、僕ら世代の。
さっぱりわかんなくても、この長いまとまりのない興奮した文章を読んだら興味を持っちゃうでしょ、ライブへおいでやす、音源お買いやす。
そしてブルーズで殺されやす(変な日本語)。
ちょいと耳を傾けてみてよ。
そして、ふと思う、山と海がある我ら芦屋&夙川ってエエ街やなって。
音でキング、笑いでチョップリンがいるんだもんね。
文筆業してるなら、何を伝えなアカンかってのを、キングの新作は教えてくれてる。
インタビューも中々濃いいもんになった。
魂こもった人、応援せなあきまへんねん。
どんなジャンルでもね。
お後がよろしいようで。
薬が今日でキレた(何か危ない言い回し、かっこE)。
全く治らんのです、ブルーズで殺される前に、マイコプラズマで殺されたくないのです。
お後がよろしいようで。