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オシャマにかっこつけたクールなブログを書こうと思いましたが(って、そんなん書いたことないけどさ)、もうストレートに書きますわ。


キングブラザーズNEWアルバム「THE FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN(太陽が昇るときに届く最初の閃光)」が本日4月7日、遂に発売。


4人になってからは初となり、前作から6年ぶりな、このアルバム…、忘れもしない2月20日に東京の偉い人から頂いてから、時間があれば、ずっと聴いている。


孤高の存在とも言えた彼らが満を持して再びメインストリームに殴りこみにきたともいえる。


世間への悲しみや怒り、自分が退屈さを感じている事への虚しさとか全てをぶちこんでロックンロールで鳴らしているんですよね、もうやるっきゃないという精神ですよね。


90年代、ミッシェルやエレカシが鳴らしてくれた日本人のロックンロールでしか鳴らせない熱情が、ここには詰まっているんですよ。


まさか、キングの歌に泣かされるとは思わなかった、美しいメロディーに力強い言葉がのってロックンロールで鳴らされるだけという至ってシンプルで素晴らしい傑作。


名前だけ知ってるけど、よく知らないって人も、ロックンロールに何かしら興味があるなら聴いてくださいな、てか言えないよね、後は何だ、君が好きな音楽との関わりも意外とあったりするよとかかな。


ギターウルフの後押しで日本よりもアメリカで先にデビューしているというのも面白いしね、ホワイトストライプスやストロークスからも愛されていたり、本当に理由が必要な人たちには、いくらでも相関図を書いてあげたい。


盤を頂いて僕はひたすらインタビューを売り込んだんだが、嬉しかったのはキングと名前を出したら、みんな、すぐに凄く反応してくれたこと。


だから、あれよという間に現在発売中の関西ウォーカー(縦2分の1ページで、横はまさかの宮崎あおいちゃんらソラニンチーム!)始め3誌インタビューとQuickJapanでのレビュー決まったし、僕が取材しないとこでも「する予定なんですよ!」と嬉しそうに語ってくれたりとかね。


掲載枠が取れなかったとこでも、かっこEとちゃんと賛同してくれたりとかね。


5月発売予定の「Splash!!」(http://www.alterope.co.jp/splash/)編集長の遠藤さんにいたっては、まだ音も聴いてない状態だったのに「キング大好きなんです! 6年ぶりでしょ!」と迅速にページを取ってくれた…、本当に嬉しかった。


そういう雑誌人たちに触れ合うと、あー、まだ世の中捨てたもんじゃないなって思えた。


「GOOD ROCKS!」(http://www.rocks-ent.com/)4月末売り号でもがっつり取り上げるんですが、そこで取材した
the telephonesに掲載ラインナップ話したら「うぉー大先輩だ…」って反応してくれたり、キングHPにレコメンド掲載しているTHE BAWDIESもフクモト編集長が取材した時、自らキングの話をしてくれたらしい。


神聖かまってちゃんがキングのライブで興奮して乱入したりとかね、E話多いですよ、おしゃまじゃないと嫌とか熱があったら苦しいとか言っている奴は、これ聴いて全てを浄化した方がEよ…、やだやだ怖い人になっている、いやーもうみんな聴いちゃってよ。


全国的音楽雑誌にもがっつり載ってますし、本日タワー丸ビル店行ったら、こんなんなってた。



素敵だよね、事務所があるわけでもなけりゃメジャーでもないのに、ちゃんと純粋に音だけで選んでくれてるんだよな、涙がこぼれそうになってしまった。


毛皮のマリーズBAWDIES村八分やあふりのオニちゃんソロ(こちらのキラキラ輝く大太陽のような温もりも素晴らしい)とか、ゆかりのある人の音源も飾られていて、本当に旅立ちという感じ。


チラシに書いてあるミドリの後藤まりこちゃんコメントも、とっても真心こもっていて素敵なんだ。


そうそう、ふと何故か「天使たちのシーン」を思い出してしまった「ロマンチスト」という曲で。


小沢氏の言葉を借りるなら、「どうかこのレコードが自由と希望のレコードでありますように。そしてこのCDを買った中で最も忙しい人でも、どうか6分半だけ時間をつくってくれて、歌詞カードを見ながら"ロマンチスト"を聴いてくれますように。ついでに時代や芸術の種類を問わず、信頼をもって会いに来た人にいきなりビンタを食らわしたり皮肉を言って悦に入るような作品たちに、この世のありったけの不幸が降り注ぎますように」てなところだろうか。


最後に、これぞキングという王道のナンバーでお別れしましょう、PVかっこいいよ。


衝動と哀愁を共に持つキングの最新作に乾杯。


お後がよろしいようで。