Spring of Life。

3か月ぶりに書いたと思ったら、濃いく重い内容だったりして、本当にちょうどエエ感じの濃度を保てる文章が書けないなと改めて感じた次第。


久しぶりに余談シリーズでも。


余談●春盤


未だにサニーデイサービス「東京」のジャケットを見ると、きゅんきゅんしてしまう。


あ〜春だなって想う。


そんな曽我部さんの曽我部恵一BANDの3年ぶりのアルバム。


曽我部さん流情念プロテストソング集というか…、ちゃんと時代が反映されている。


でも重くないし、もちろん軽くもない。


曽我部さんソロなってすぐのシングル「ギター」での、「戦争にはちょっと反対さ」という歌詞を想いだした。


収録曲「街の冬」…、今年1月に札幌で実際に起きた姉妹の孤独死を描いている…、重い内容なのに軽やかに紡いでいるが…、重く刺さる。


「氷のような真夜中ころ 天使がやってきてドアをたたきます お姉ちゃんはずっと目を閉じたまま あたしはちょっと、ドキドキしています」


久しぶりに胸騒ぎがした歌詞でした…。


余談●インタビュアー


映画「モテキ」DVD購入。


特典映像で、幸世のバナナマン神聖かまってちゃんへのインタビューシーン全編収録されている。


これが、また本当によくできていて、空気の読めない気持ちだけ前のめりの空回りインタビューで…。


要はド下手くそ!


インタビューするようになって12年目だが、人のふり見て我がふり直せではないが、自身も精進せねばなと想ったりもする、真面目に。


若手でなく、ベテランというほどでもなく、上手にこなせて当たり前と想われる中堅、合格点は出せても、これは100点満点だなと想えるインタビューも昔よりは減ってきている。


自覚を持つためにも新しい名刺には、ライターだけでなく、インタビュアーと入れようと想う。


ふんどしも何もかも締め直して、春を行こう。


余談●春にして君を想う。


友人たちから、「オザケンのライブ行ってきたよ。行った?」なんていうメールがちらほら届く。


気を遣った後輩は、Tシャツを買ってきてくれる。


僕世代からしたら、最大のポップアイコンだ。


5年前の夏、「『おばさんたちが案内する未来世の世界』を見る集い」を、先輩ライター北沢夏音さんの計らいで大阪と神戸の2か所で鑑賞できた。


あの小沢健二を…、数十人の中で観れる。


それも幸運にも話すこともできる…、不思議な体験だった。


何か現実離れ過ぎて、意外と誰にも話していないのだが、その年の夏、僕は小沢健二から電話をもらった。


非通知で昼下がり電話が鳴り、何気に出たら、非常に電波の悪い途切れ途切れの状態。


でも、はっきりと聞こえた…、「小沢です」。


鑑賞会の時に、連絡先を渡していたのだ。


次回、鑑賞会がある時に、是非とも芦屋でさせて欲しい、そんな話を交わしていたはずだ。


電話は緊張しすぎて、あんまり覚えていない。


「『犬』の時と、こないだの映画、結局、小沢さんのメッセージは変わってなくて、嬉しかったです」なんて生意気な事を言って、苦笑されたのだけ何となく覚えている。


そして、とにかく外国からの電話で、とにかく優しかった事も覚えている。


それから秋に一度メールを交わし、そこからは連絡なく、後は普通に一昨年のツアーを神戸に観に行った。


夢としか想えない出来事である。


さて、今回のツアーは東京のみ、「東京の街が奏でる」というツアー名。


観ていないから、特に言う事もないのだが、小耳に挟む内容では東京でしかやらない意義のある演奏会なのだとは想う。


フリーダウンロードや特別盤の発表などはありつつも、いわゆる普通のフルアルバム発表はない。


時代的なダウンロードでも、高年齢富裕層だけが購入できるスタンダードベテラン的な高価特別盤でなく、普通のドストレートなアルバムを出してほしい。


とにかく、今の小沢健二の歌が聴きたい。


★てなわけで、良い意味でどうでも良い感じの息抜きできる内容がない相変わらずの感じですな。


まぁ、とにかく日々書けるように、今春から強く想うのです。


おあとがよろしいようで。