『鈴木魂2014決意表明文』

 『OTODAMA〜音泉魂』の勝手に後夜祭(!?)を名乗らせて貰い、『SUZUDAMA〜鈴木魂〜』というふざけた名前の祭が産声をあげてから、早5年が経ちました。


今までに計6回の祭を催しております。


普段は雑誌ライター、インタビュアーで生きている僕ですが、今春からABCラジオで『よなよな〜なにわ筋カルチャーBOYZ〜』というカルチャー番組の喋り手をさせて貰っています。


『SUZUDAMA』が6(ROCK)年目を迎える今年は、雑誌という活字だけでなくラジオという肉声でも宣伝が出来るという新たな武器を手に入れました。


そして、『OTODAMA』の勝手に後夜祭という立ち位置は踏まえつつも、今年は自分の原点や希望が過去以上に明確になるマッチメイクを心がける事にしたのです。


初年度から支えて貰い、今年2年ぶり5回目の出場となるSCOOBIE DO


この仕事を始めてから出逢ったバンドの中で、自分が一番衝撃を受けたのが彼ら。


2006年にレコード会社や事務所といった大きな組織が離れて自主レーベルを立ち上げ、マネージメントもこなし、年間100本近くのライブを全国各地で行なう…、そんな果てのない旅を続けながら地力を高めていく姿は、いつ観ても涙が出てしまいます。


本家『OTODAMA』のトリを遂に務める今年は、2006年以前をSCOOBIE第一期と呼ぶなら、第二期の集大成になるのではないでしょうか。


そんな大切な時期のSCOOBIEを、『SUZUDAMA』でも是非とも観たいと想ったのです。


だからこそ、最強の相手を御用意しないと失礼だと想いました。


この仕事を始めてから出逢った衝撃度高いミュージシャンがSCOOBIEなら、この仕事を始める前に出逢った衝撃度高いミュージシャンが曽我部恵一氏…、そして、その曽我部氏をお迎えする事に至りました。


自主レーベルを立ち上げ、マネージメントもこなすというスタイルでは、SCOOBIEの先輩にも当たりますし、下北沢拠点など多くの共通点もあります。


先輩後輩同士互いに敬意を表しているのが、何よりも大きいのではないでしょうか。


自分が学生だった頃のルーツミュージック、自分が社会に出てからのルーツミュージック…その2組の一騎撃ちを目の当たりにする事で、これからの将来、自分がやっていきたい事も見えると信じています。


そして、何よりも流行旬に惑わされず第一線で戦い続ける男たちの熱い戦いを多くの皆様に観て頂きたい…ただ、それだけ…。


SCOOBIEの言葉を借りるのであれば、“”TIMEとMONEYとSOUL“”を費やして、10月30日来て頂ければ幸いです。魂焦げる熱い戦いを心から楽しみにしていて下さい。

8月26日 鈴木淳史